高校日本史B
5分でわかる!農具・肥料の改良
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この動画の要点まとめ
ポイント
農具・肥料の改良
これでわかる!
ポイントの解説授業
備中鍬・千歯扱などの普及で、農業の生産性が向上!
新しく登場した農具の名前・使い方・見た目を押さえていきましょう。
刃先を分けることで今までよりも深く土を耕すことができる 備中鍬 (びっちゅうぐわ)が出てきます。
また、収穫した稲から食べられる実(玄米)の部分を取り出す作業である「脱穀」を効率よく行うことができる 千歯扱 (せんばこき)が登場しました。
さらに、もみがらなどの、米の余計な部分を選別・除去する道具として唐箕(とうみ)や千石簁(せんごくどおし)がありました。
水を田んぼに組み上げるための水車としては、竜骨車・踏車(ふみぐるま)といったものがありました。
以下にいくつかの写真や絵を載せておきますが、 他の物も自分の持っている資料集などで写真を見ておくようにしてください 。
肥料は自分で作るだけでなく、商品として売り買いされる時代に!
肥料については、 昔からの自作肥料 である刈敷(かりしき)・草木灰(そうもくかい)・下肥(しもごえ)といったものも続けて使われていました。
江戸時代には、これらに加えて、 自分で作らずお金で購入 する 金肥 (きんぴ)が使われるようになります。
代表的なものは、 干鰯 (ほしか)・油粕(あぶらかす)・〆粕(しめかす)といったものです。
特に干鰯は、現在の千葉県にある九十九里浜の鰯(いわし)漁からたくさん作られました。
今回も引き続き、 江戸時代の社会経済 について、特に農業の新補や特産品、鉱山について見ていきます。
まずは1つめのポイント、 農具と肥料の改良 についてです。