高校日本史B
5分でわかる!商品作物の栽培
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この動画の要点まとめ
ポイント
商品作物の栽培
これでわかる!
ポイントの解説授業
四木三草
代表的な商品作物は 四木三草 とよばれました。
四木というのは、 漆(うるし)・茶・楮(こうぞ)・桑(くわ) です。
漆は、漆塗り、漆器(しっき)に使われます。茶についてはわかりますよね。楮は、紙の原料になりました。
桑は養蚕(ようさん)において蚕(かいこ)のエサに使われました。こうして育てられた蚕は繭(まゆ)をつくり、そこから 生糸 が取れ、最終的に絹となります。
三草と呼ばれるのは、 麻(あさ)・紅花(べにばな)・藍(あい) です。
麻は布の材料、紅花は赤色の染料、藍は青色の染料です。
紅花は出羽(でわ、東北地方)の名産品、藍は阿波(あわ、現在の徳島県)の名産品です。
まずは、 四木=漆・茶・楮・桑、三草=麻・紅花・藍 、ということを何回か繰り返し唱えて覚えてしまいましょう。
その後で、それぞれが何に使うものなのか、どこの名産なのか、を覚えていくと良いでしょう。
その他の商品作物
その他の商品作物としては、 木綿(もめん)・菜種(なたね)・たばこ・い草 がありました。
木綿または綿(わた)は、工業で綿糸に加工され、最終的に綿織物になります。
この木綿は、三河(みかわ)・尾張(おわり)・河内(かわち)が主要な産地でした。
菜種は油の材料、い草は畳の材料になりました。
2つめのポイントは、農業製品のうち、米や麦のような食糧以外の、 商品作物 についてです。