5分でわかる!各地の名産品
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この動画の要点まとめ
ポイント
西陣織などが有名な絹織物
織物の種類としては絹、綿、麻などがあります。
それぞれの違いについては、身近にある実物(服やネクタイなど)を見て触って確認し、イメージを持っておくとよいでしょう。
絹織物 は比較的高級なものですが、有名なのは、 西陣織 (にしじんおり)、足利(あしかが)、桐生(きりゅう)です。
西陣は京都にあり、室町時代の応仁の乱のときに西軍が陣を敷いたところに由来する地名です。
足利は栃木県、桐生は群馬県にあります。
ちなみに、西陣織においては 高機 (たかばた)と呼ばれる特殊な機械が使われました。
綿織物 で有名な 有松絞 (ありまつしぼり)は尾張(現在の愛知県)が産地でした。
輪島の漆器、有田の陶磁器
漆器の 輪島塗 (わじまぬり)は現在でも高級品として有名です。
今の石川県に当たる、能登半島の輪島が産地です。
陶磁器で有名な 有田焼 (ありたやき)は、佐賀県の有田が産地です。
文化史に登場する 酒井田柿右衛門 (さかいだかきえもん)などが作者として有名です。
また、 陶磁器の技術は、豊臣秀吉の朝鮮出兵のときに日本に連れてこられた朝鮮の技術者から伝えられた ものでした。
のちにはヨーロッパに輸出され、ジャポニズムとして人気を博しました。
現在でも世界的知名度を誇るものなので、しっかり覚えておきましょう。
灘や伊丹の酒、野田・銚子の醤油、越前や美濃の紙
酒の産地としては、当時の摂津国(せっつのくに、現在の大阪~兵庫あたり)にあった 灘 (なだ)、 伊丹 (いたみ)などが有名です。
野田・銚子 (のだ・ちょうし)は千葉県にあり、現在も有名な醤油の名産地です。
紙の原材料は楮でしたね。有名なのは越前(現在の福井県)の 鳥の子紙 (とりのこがみ)、美濃(現在の愛知県)の 美濃紙 です。
文字だけで覚えるのは大変なので、手持ちの教科書や資料集、インターネットなどで、地図や写真をしっかり見ながら覚えましょう。
2つめのポイント、各地の特産品について見ていきましょう。