高校日本史B
5分でわかる!市場と問屋
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この動画の要点まとめ
ポイント
市場と問屋
これでわかる!
ポイントの解説授業
大坂と江戸の卸売市場
同じ種類の品物を扱う問屋が集まる場所を、 卸売市場 (おろしうりいちば)といいます。
米がほしいならここ、魚がほしいならここ、という形で、問屋が集まって同じものが多く売られる場所があったのです。
有名なものは、大坂では 堂島(どうじま)の米市 、 雑喉場(ざこば)の魚市 、 天満(てんま)の青物市 がありました。
江戸では、 日本橋の魚市、神田の青物市 です。
江戸の場合、米は「ここだけ」という場所はなかったのです。
地名と品物をセットで覚えてしまいましょう。
問屋の同業者組合、株仲間
専売同業者組合といえば、室町時代以降「 座 」というものがありましたが、江戸時代には「 株仲間 」(かぶなかま)と呼ばれました。
問屋画集まって出来たグループみたいなものです。
大坂には 二十四組問屋 (にじゅうしくみどんや)、江戸には 十組問屋 (とくみどんや)という問屋の株仲間がありました。
彼らは、問屋の新規参入を防いで、独占的に利益を上げていました。
大坂の方が商売が盛んだったため、江戸の10組よりも多い24組だった、と覚えるとよいでしょう。
2つめのポイントでは、先ほどのポイントで出てきた問屋が集まる市場がどこにあったのか、どんな問屋が居たのか、ということについて見ていきましょう。