高校日本史B
5分でわかる!諸藩の文治政治
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この動画の要点まとめ
ポイント
諸藩の文治政治
これでわかる!
ポイントの解説授業
名藩主のもとに名学者あり!
幕府が文治政治を進める一方で、地方諸藩でも文治政治が進められました。
代表的な大名とそれを支えた学者の名前をセットで覚えておきましょう 。
会津(現在の福島県)藩主 保科正之 は、4代将軍家綱の補佐として幕政にも携わりましたが、藩政にも力を注ぎました。
儒学者 山崎闇斎 (やまざきあんさい)を師匠と仰ぎ、彼と共に政治を行いました。
岡山藩主 池田光政 (いけだみつまさ)は儒学者 熊沢蕃山 (くまざわばんざん)を招き、さまざまな徳政を行います。
他にも、水戸(現在の茨城県)藩主 水戸光圀 (みとみつくに)のもとでは、1644年に中国で清朝に滅ぼされた明朝からやってきた儒学者 朱舜水 (しゅしゅんすい)が活躍しました。
水戸光圀は、「水戸の黄門様」として有名な人物です。
加賀藩主 前田綱紀 (まえだつなのり)のもとで活躍した 木下順庵 (きのしたじゅんあん)は、のちに出てくる 新井白石 (あらいはくせき)の師匠としても有名です。
この新井白石は、6代・7代将軍の下で「正徳の治」と呼ばれる政治を行うことになります。
これらの組み合わせは、単語カードのようなものを作って覚えるとよいかもしれません。
また、 藩主・学者の名前は間違えやすいので、何度か書いて正確な漢字で覚える ようにしましょう。
こんなに覚えられない! という人は、 まずは上の太字の部分、保科正之、山崎闇斎、池田光政の3人から覚える ようにしましょう。
3つめのポイント、こんどは幕府ではなく、諸藩の文治政治について見ていきます。