高校日本史B
5分で解ける!三大改革6(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
三大改革4・5(寛政の改革と農民の抵抗)の確認テスト【一問一答問題】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題2(1)
(1)は、寛政の改革における政策についての問題です。
Aの、江戸の石川島に設置された職業指導などを行う施設を、 人足寄場 (にんそくよせば)といいます。
B、旗本・御家人救済のために借金を帳消しにした法令は 棄捐令 (きえんれい)といいます。
厳密に言うと、6年以上経った借金を帳消しにするというものでした。
Cの、正業を持たないものに資金を与えて農村に帰ることを奨励した政策を 旧里帰農令 (きゅうりきのうれい)といいます。
Aの人足寄場と、Cの旧里帰農令は、江戸の無宿人(いわゆるホームレス)対策として出された政策 です。
Dの、都市に町内会費の節約を命じ、節約分の7割を災害に備えて積み立てさせた政策を 七分積金 (しちぶつみきん)といいます。
あくまで、「節約分の7割」です。
間違い選択肢として「7%」だったり「町内会費の7割」と出てくることがあるので、注意しましょう。
問題2(2)
寛政期に米沢藩(現在の山形県)で藩政改革を行った藩主は 上杉治憲 (うえすぎのりざね/または、上杉鷹山(うえすぎようざん))です。
寛政の改革が行われた時代には、他にも熊本藩の細川重賢(ほそかわしげかた)や秋田藩の佐竹義和などが藩政改革を行い、名君と呼ばれました。
問題2(3)
各地で行われた農民の抵抗について、農民の間で格差が広がったことで、貧農が豪農を襲うことを 村方騒動 と言います。
あくまで村の中で、村人同士で起きている、という点で、百姓一揆とは少し性質が異なっています。
一方、都市で金融業者や米の商人を襲った反抗運動を 打ちこわし といいます。
天明の打ちこわし などは有名で、これの後に寛政の改革が行われていきました。
問題2、一問一答問題を通して理解を深めていきましょう。