高校日本史B
5分でわかる!大御所時代(モリソン号事件・蛮社の獄・アヘン戦争)
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この動画の要点まとめ
ポイント
大御所時代(モリソン号事件・蛮社の獄・アヘン戦争)
これでわかる!
ポイントの解説授業
モリソン号事件を批判した学者たちが弾圧された蛮社の獄
1825年の異国船打払令に基づき、1837年、アメリカの商船 モリソン号 が相模の浦賀と薩摩の山川で砲撃されました。
大塩平八郎の乱と同年の出来事です。
モリソン号は軍艦と勘違いされていたのですが、実際には非武装の商船であったことがわかり、 国内でも批判が高まりました 。
幕府の権威が弱まっていたので、幕府を批判するようなことも言える世の中になった のです。
実際に幕府を批判する学者も現れます。
しかし、幕府は1839年に 蛮社の獄 (ばんしゃのごく)で、モリソン号事件を批判した学者たちを一斉に弾圧します。
弾圧された人物として、『 慎機論 』(しんきろん)を著した 渡辺崋山 (わたなべかざん)、『 戊戌夢物語 』(ぼじゅつゆめものがたり)を著した 高野長英 (たかのちょうえい)がいます。
大国である中国がアヘン戦争で負けて、幕府はびっくり!
1840年には中国で アヘン戦争 が勃発し、清がイギリスに敗北し、南京条約締結が結ばれました。
この戦争は、直接日本が関わったわけではありません。
しかし、 日本からすると超大国であった中国がイギリスに敗れた 、という事実により幕府は大きく動揺し、非常な危機意識を持つようになりました。
3つめのポイント、 モリソン号事件 ・ 蛮社の獄 ・ アヘン戦争 についてです。
将軍は12代目の徳川家慶(とくがわいえよし)へと代わりますが、前将軍の家斉が大御所として実権を握っていました。