5分で解ける!三大改革9(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題2(1)
(1)は、北方調査、つまりは蝦夷地(北海道)の調査についての問題です。
1798年、千島列島の 択捉島を調査 したのは、 近藤重蔵 (こんどうじゅうぞう)です。
ちなみにこの時、問題文にもあるように、 最上徳内 (もがみとくない)が同行しています。
最上徳内は、これよりも前、田沼意次の時代に蝦夷地の調査・探検を行った人物で、再び蝦夷地に行ったのでした。
1808年、 樺太 とその対岸を調査したのは 間宮林蔵 (まみやりんぞう)です。
択捉島や樺太の位置はしっかり地図でも確認しておきましょう。
北海道の北東にあるのが千島列島、その中でも大きな島が択捉島です。
樺太は、北海道の北にあり、北海道よりも広い島です。
問題2(2)
1837年に大坂で反乱を起こした陽明学者は 大塩平八郎 です。
大坂町奉行所元与力、つまり元は 幕府の役人 でした。
1837年は、1637年の島原の乱からちょうど200年後であることも知っておくとよいでしょう。
問題2(3)
(3)は大御所時代、つまりは寛政の改革から天保の改革までの間のできごとについての問題です。
1837年に浦賀や山川に接近した米商船を撃退した事件を、 モリソン号事件 といいます。
このモリソン号事件を批判し、『慎機論』(しんきろん)を著したのは 渡辺崋山 (わたなべかざん)です。
同じくモリソン号事件を批判した高野長英(たかのちょうえい)が著した本は『 戊戌夢物語 』(ぼじゅつゆめものがたり)です。
この、渡辺崋山や高野長英が厳しく処罰された事件を 蛮社の獄 (ばんしゃのごく)といいます。
問題2(4)
(4)は、諸藩の改革に関する問題です。
薩摩藩で藩政改革を行い、砂糖の専売制などを実施した家老は 調所広郷 (ずしょひろさと)です。
長州藩の 村田清風 (むらたせいふう)が設置した、委託販売などを行うものは 越荷方 (こしにかた)です。
薩摩藩の砂糖の専売制や、長州藩の越荷方は、それぞれの藩に大きな利益をもたらし、この後幕府を倒す勢力にまで成長していく原動力になります 。
問題2、一問一答問題を通して理解を深めていきましょう。