高校日本史B
5分でわかる!徳川家茂の時代(4)―公武合体
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この動画の要点まとめ
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徳川家茂の時代(4)
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ポイントの解説授業
和宮降嫁と坂下門外の変
当時、江戸幕府の権威は低下の一途を辿っており、幕府を倒して天皇中心の政治に戻そうという機運(尊王論)が高まりつつありました。
そこで、幕府は再び権威を回復させるため、公武合体政策を推進しました。幕府(武家勢力)に、天皇・公家勢力を取り込もうとしたのです。
その一環として、1862年、孝明天皇の妹・和宮(かずのみや)が京都から江戸に下り、将軍家茂の夫人となります。(降嫁といいます。)
こうすることで、尊皇派は幕府を攻撃することが難しくなりました。「幕府に対する攻撃=天皇家に対する攻撃」という構図になるためです。
この、和宮降嫁に対する反発から、1862年、坂下門外の変が起こりました。和宮降嫁を推進した老中・安藤信正が、尊王攘夷派に襲われ、負傷したのです。
経済同様、政治情勢もまた、不安定な局面を迎えていました。
2つめのポイント、政治情勢とその混乱についてです。
先ほど経済の混乱について見てきましたが、政治情勢はどうだったのか。見てみましょう。