高校日本史B
5分でわかる!幕末の思想
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この動画の要点まとめ
ポイント
幕末の思想
これでわかる!
ポイントの解説授業
尊王攘夷論と公議政体論
まずは、尊王攘夷論から見てみましょう。今回の授業でも、「尊王派」とか「攘夷」という言葉が出てきましたね。
「尊王」とは、天皇を尊崇するという意味です。そして「攘夷」とは、外国排斥を意味します。
一方、公議政体論は、天皇を中心として、雄藩(力のある諸藩)による会議で政治を行おうという考え方です。
厳密に理解しようとすると難しい部分ではありますが、分かりやすくするために、次のように整理しておきましょう。
まず、尊王攘夷論・公議政体論ともに、「政治の中心を天皇に戻す」ことについては基本的に一致しています。その中で、「幕府を潰してしまおう」と考えるのが尊王攘夷論、「幕府も政治体制の中に残そう」と考えるのが公議政体論だと認識しておくとよいでしょう。
3つめのポイント、幕末に唱えられた2つの政治思想について見ておきましょう。