高校日本史B
5分でわかる!清との関係
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この動画の要点まとめ
ポイント
清との関係
これでわかる!
ポイントの解説授業
初めての対等条約!「日清修好条規」
1871年、日本と清との間で、日清修好条規が結ばれました。これは、日本が外国と結んだ最初の対等条約でした。
「日清修好条規」の名称には少し注意が必要です。「条約」でなく 「条規」 である点をおさえておきましょう。
台湾の支配権を巡る思惑!「台湾出兵」
日清修好条規が結ばれたのと同じ年、台湾に漂着した琉球の漁民が、台湾の原住民に殺害されるという事件が起きました。
これを受けて、1874年に台湾出兵が行われ、西郷隆盛の弟が指揮を執りました。
当時の琉球は、日本と清の両方に従属するような立場にありました。日本は、琉球民の殺害を受けて台湾に出兵することで、琉球が日本の支配下にあることをアピールする狙いがあったわけです。
このとき、木戸孝允は、台湾出兵に反対して政府を離れることになりました。
次回の授業で詳しく触れますが、実はこの前年に、朝鮮に対して出兵するか否かの議論があり、出兵は見送られることになっていました。
木戸としては、朝鮮へ出兵せず内政に取り組むという結論になりながら、台湾出兵するのは理に適わないというわけです。
2つめのポイント、清との関係についてです。