高校日本史B
5分でわかる!朝鮮との関係
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この動画の要点まとめ
ポイント
朝鮮との関係
これでわかる!
ポイントの解説授業
朝鮮を攻めるか否か!「征韓論」問題
岩倉遣外使節が渡航中の明治政府は、西郷隆盛らがその中心を担っていました。これを留守政府といいます。
留守政府は、鎖国中の朝鮮を武力により開国させようという征韓論を主張しました。
背景には、日本国内で仕事を失っていた士族たちに、仕事を与えようという意図もありました。
しかし、岩倉らが帰国すると、留守政府の方針に大反対します。欧米との差を目の当たりにした岩倉らとしては、内政を重視すべきだと考えたわけです。
論争の末、朝鮮への出兵は中止となり、これを不服とした西郷ら征韓論者たちは、政府から去りました。
1873年に起きたこの政変を、明治六年の政変といいます。
ちなみに、「朝鮮」とか「征韓論」などといって少しややこしいですが、「韓国」というのは通称のようなものです。
当時、朝鮮半島にある国家は1つであり、現在のように、2つの国家に分かれているわけではないので、誤解しないように注意しましょう。
日本優位の不平等条約!「日朝修好条規」
征韓論問題の際には、結局朝鮮に手を出さなかった日本ですが、1875年には、江華島事件を起こします。
これは、日本の軍艦が鎖国中の韓国に接近・挑発し、韓国側から砲撃を受けるという事件です。
これをきっかけに、日本は朝鮮に対し強硬姿勢で開国を迫ります。
日本全権・黒田清隆による交渉の末、日朝修好条規が締結されました。
これは、日本優位の不平等条約であったということがポイントです。
アメリカなど欧米に不平等条約を結ばされた日本は、清とは対等な条約を結び、そして朝鮮には不平等条約を結ばせたというわけですね。
2つめのポイント、朝鮮との関係についてです。