高校日本史B
5分でわかる!士族の反乱
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士族の反乱
これでわかる!
ポイントの解説授業
不満の爆発と、武士の終焉
1874年、民選議院設立建白書提出にも関わった江藤新平を中心として、佐賀の乱が起こります。
その後、1876年には福岡で秋月の乱、山口で萩の乱といった士族の反乱が相次ぎました。これらは全て、政府によって鎮圧されます。政府側の主力部隊は、徴兵令で集められた兵士たちでした。
最終的には、1877年、鹿児島において、西郷隆盛を中心として西南戦争が起こりました。西郷は、自由民権運動には参加しておらず、武士として命を終える道を選んだのですね。
これは、日本における最後の内戦となりました。
こうした士族による反乱はすべて政府軍に鎮圧されました。一方で、1878年には、政府の中心にいた大久保利通が暗殺されるという、紀尾井坂の変が起きました。
明治が始まって10年ほど、西郷や大久保といった明治維新の中心人物が亡くなり、時代は1つの転換点を迎えることになります。
前回に引き続き、自由民権運動の後半について見ていきます。
まずは1つめのポイント、士族の反乱についてです。政府に対する士族の不満が、遂に爆発します。