高校日本史B
5分でわかる!殖産興業(内務省)
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この動画の要点まとめ
ポイント
殖産興業政策(内務省)
これでわかる!
ポイントの解説授業
官営模範工場の設立!
初期の内務省は、警察を管轄するだけでなく、軽工業や農業政策なども担当していました。
内務卿が大久保利通であったこともおさえておきましょう。
内務省による殖産興業政策で重要なのは、官営模範工場の設立です。産業を全国に展開していく上で、モデルとなる工場をつくったわけですね。中でも特筆すべきは、群馬県の富岡製糸場です。
富岡製糸場は、1872年、フランス人ブリューナの指導のもとで設立された、フランス式の製糸場です。
製糸とは、生糸をつくる事です。富岡製糸場では、多くの女工が集められ、作業に従事しました。
国によってつくられた富岡製糸場ですが、後に三井に払い下げられる事も合わせておさえておきましょう。
また、1877年には、同じく群馬に、新町紡績所がつくられました。
紡績は、綿糸をつくる事ですね。製糸と混乱しないようにしましょう。
産業革命の土台が形成!
他にも、殖産興業政策は次々と打ち出されていきます。
例えば1877年には、第1回内国勧業博覧会が開催され、産業技術の発展・流通が試みられました。
1881年には農商務省が設置され、農業・商業に関する政策を担当するようになりました。
こうした、主に1870年代に行われた殖産興業政策は、1880年代の松方財政の時代を経て、1890年代に産業革命として大きく花開くことになります。
続いて、内務省による殖産興業政策を見ていきましょう。