まずは問題１、穴埋め問題を通して理解を深めていきましょう。

1894年に朝鮮で起きた農民反乱である甲午農民戦争は、日清両国が出兵しすぐに収束しましたが、両国は反乱後の内政改革をめぐって対立を深め、同年８月に日清戦争へと発展しました。

日清戦争は日本の勝利に終わり、1895年に下関条約が結ばれ講和が成立しました。その内容の一部として、清国が朝鮮の独立を認めること、賠償金２億両を日本に支払うことなどが定められました。

日清戦争後、遼東半島の返還を求め、ロシアを中心として三国干渉が行われ、日本政府はこれを受け入れました。ロシアはその後、遼東半島の旅順と大連を清から租借し、この地域に勢力を広げました。