高校日本史B
5分でわかる!西園寺公望内閣① (1906年)
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この動画の要点まとめ
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西園寺公望内閣①(1906年)
これでわかる!
ポイントの解説授業
初の合法的社会主義政党「日本社会党」!
日露戦争後、第1次桂太郎内閣に代わって、第1次西園寺公望内閣が発足します。
ここに至るまでに、韓国統監府が設置されたことは、前回の授業で学習しましたね。伊藤博文が、総監府の初代統監となったことをおさえておきましょう。
国内の動きで見るべきは、1906年の、日本社会党の発足です。これは、堺利彦や片山潜によりつくられました。
1901年に結成された社会民主党が、すぐに政府に潰されたのに対し、こちらは、一旦はその活動を認められました。その点で、最初の合法的社会主義政党だったといえます。
それから、1906年には鉄道国有法が制定されます。
経済の話でも出てきた法律ですね。この法律がつくられたのは日露戦争後だったという点をおさえておきましょう。
中国大陸への勢力拡大が進行!
続いて、中国大陸への勢力拡大を見ていきましょう。
ポーツマス条約で、日本は旅順・大連の租借権を得たのでしたね。これらを含む遼東半島の辺りは関東州と呼ばれるのですが、その統治のために、旅順に関東都督府が設置されます。
また、同じくポーツマス条約で、日本は長春以南の東清鉄道とその付属利権を得ていました。
これを受けて、南満州鉄道株式会社(満鉄)が設立されます。満鉄については、政府と民間で半分ずつ資金を出す、「半官半民」という形態が採られました。
今回は、日露戦争後の政治について見ていきましょう。テーマは、第1次西園寺公望内閣ですね。明治時代もいよいよ大詰めに差し掛かります。まずは、主に1906年の動きを確認しましょう。