高校日本史B
5分でわかる!原敬内閣 (大戦終結以前)
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
原敬内閣(大戦終結以前)
これでわかる!
ポイントの解説授業
大いに期待された、初の本格的政党内閣!
寺内正毅内閣の総辞職を受けて、原敬内閣が発足します。これは、外相・陸相・海相以外が立憲政友会で構成される、初の本格的政党内閣でした。(初の政党内閣は第1次大隈重信内閣ですが、あちらはすぐに崩壊したのでしたね。)
原敬は爵位を受けずに首相となったことで、平民宰相と呼ばれ、民衆から大いに期待されました。
さて、まずは朝鮮の動きから見てみましょう。
1919年、三・一独立運動が起きます。これは、日本の植民地となっていた朝鮮が、独立を求めて起こした反日民族運動です。
このあと、中国でも民族運動が起きますから、混同しないようにしましょう。
次に国内の動きです。
同じく1919年、原敬内閣は、衆議院議員選挙法改正を行います。
これにより、直接国税規定を10円以上から3円以上に引き下げられ、人口比にして5.5%の人が選挙権を得るようになりました。
これに併せて、原敬は政友会に有利な小選挙区制を導入し、解散後の選挙で政友会を圧勝に導きました。
しかし、原内閣に対する民衆の不満は蓄積しつつありました。この頃には、直接国税規定の無い、いわゆる普通選挙を求める声が大きくなっていた中、それが達成されなかったためです。
今回は、大正時代の続き、原敬内閣について見ていきましょう。