高校日本史B
5分でわかる!大正デモクラシー (各地の運動)
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この動画の要点まとめ
ポイント
大正デモクラシー(その他の運動)
これでわかる!
ポイントの解説授業
身分差別からの解放を主張「全国水平社」
まず、部落解放運動から確認しましょう。江戸時代の身分制度で「えた」「ひにん」などの被差別身分とされていた人々は、近代に入っても継続して身分差別を受けていました。
その解放を目的として、1922年、全国水平社が組織されます。
結成された年号が、やはり戦後恐慌の頃と一致している点にも注目です。
小作争議の激化と「日本農民組合」
次に、農民運動を見ていきます。
この頃、小作料の引き下げを求めて地主相手に闘争を行う、小作争議が激化します。
小作人は土地を借りている立場ですから、税金以外にも地主に小作料を支払う必要があり、その生活は苦しいものでした。
そんな中で、1922年、杉山元治郎らによって、小作人組合である日本農民組合が結成されます。
小作人は単独では立場が弱いですから、団結して状況の改善を訴えていくわけですね。労働組合と似た構図だと捉えるとよいでしょう。
全国水平社や日本農民組合などを見てきました。
これに加えて、ここまでに学習した新婦人協会や友愛会、日本労働総同盟など、どの組織がどういった運動と絡んでいたものなのか、整理しておさえるようにしましょう。
では、その他の、部落解放運動や農民運動を確認していきましょう。