高校日本史B
5分でわかる!若槻礼次郎内閣②
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この動画の要点まとめ
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若槻礼次郎内閣②
これでわかる!
ポイントの解説授業
満州支配のための自作自演!?「柳条湖事件」
浜口雄幸内閣が倒れた事を受けて、同じ立憲民政党の若槻礼次郎により、第2次若槻礼次郎内閣が発足します。
この内閣で見るべきは、やはり満州事変の勃発です。
1931年9月18日、奉天郊外の柳条湖で、南満州鉄道が爆破されるという事件が起こります。
これを、柳条湖事件といいます。場所も確認しておきましょう。
そして、この爆破事件を中国による犯行であるとして、関東軍が戦闘をします。これが、満州事変です。
ただし、実際には柳条湖事件は、権益の拡大を狙った関東軍による自作自演であったと言われています。
内閣は不拡大方針を打ち出すも制御できず!
これらの満州での動きは、内閣の指示ではなく、関東軍が独断で行ったものでした。
内閣は、柳条湖事件の数日後に不拡大方針を発表しますが、関東軍はこれに従わず、戦闘は更に進んでいくことになります。
また、同1931年の10月には、軍部によるクーデター未遂事件が再び起こります。これを十月事件といいます。
経済は昭和恐慌に苦しみ、外交や内政も以上のような混乱に見舞われる中で、第2次若槻礼次郎内閣は倒れることになりました。
続いて、第2次若槻礼次郎内閣を見ていきましょう。
いよいよ、満州事変が始まります。