高校日本史B
5分でわかる!阿部信行内閣・米内光政内閣
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この動画の要点まとめ
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阿部信行内閣・米内光政内閣
これでわかる!
ポイントの解説授業
「第二次世界大戦」勃発も日本は不介入方針!
阿部信行内閣に代わり、1939年、ヨーロッパでは第二次世界大戦が勃発します。
発端となったのは、ドイツによるポーランドへの侵攻でした。
これを受けて、阿部内閣はこの戦争への不介入方針を正式に発表しました。
満州事変の際に第2次若槻内閣が出した不拡大方針と混同しないようにしましょう。
同じく1939年、国内では価格等統制令が出されます。
これは、日中戦争で物価が高騰していた事を背景に、国家が公定価格を定め、値上げする事を禁止したものです。
傀儡政権「南京国民政府」が樹立!
次に、阿部内閣から代わった米内光政内閣での出来事を確認します。
1940年、中国で南京国民政府が樹立します。
以前に学習した近衛声明で、中国に新たな政権を立てるという宣言がありましたね。
日本はこの方針に基づき、蔣介石のもとから逃れてきた汪兆銘を立てて、新政府をつくったわけです。
但し、この政権は満州国と同様、日本の傀儡政権でした。
国内では、切符制が開始されます。
これは、戦争が長引き、物資が不足し始めた状況への対策として始まった仕組みです。国民に切符を配り、それを交換所に持ち込むことで、砂糖やマッチ・木炭などが受け取れるというものでした。
平沼騏一郎内閣に続く、阿部信行内閣・米内光政内閣の時代について見ていきましょう。