高校日本史B
5分でわかる!近衛文麿内閣② (新体制運動)
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
近衛文麿内閣②(新体制運動)
これでわかる!
ポイントの解説授業
戦争遂行のための体制へ!「新体制運動」!
国内では、1940年、新体制運動が始められます。
これは、戦争遂行のために国民を一致団結させる体制づくりです。以下、具体的な内容を確認しましょう。
まずは、政党の解散と、大政翼賛会の結成です。
戦争という非常時にあっては国家が団結する必要があり、政党が議論を交わしている場合ではないという考えでなされた措置です。
そして、国家の命令を速やかに国民に伝えるために、隣組という末端組織も整備されました。
また、全国の労働組合も解散させられ、産業報国会という組織に変えられます。そして、その全国組織である大日本産業報国会が結成されました。
また、小学校は国民学校と改称されました。子どもも1人の国民であり、国家のために尽くす存在だという意味合いがありました。
1941年には、物資の不足から、米の配給制が開始されます。
国が農家から米を安く買い上げ、それを配給するという制度でした。
今回は、太平洋戦争に至る直前の部分、第2次・第3次近衛文麿内閣の時代を見ていきましょう。
まずは、第2次近衛文麿内閣の内政から確認していきます。