高校日本史B
5分でわかる!幣原喜重郎内閣 (その他の内政)
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この動画の要点まとめ
ポイント
幣原喜重郎内閣(その他の内政)
これでわかる!
ポイントの解説授業
軍国主義者などが「公職追放」される!
1946年1月、公職追放指令が出されます。
アジアの侵略や、それに協力した人物を中心に、およそ21万人が公職追放を受け、国会議員や政府の要職に就く事などを禁じられました。
激しいインフレへの対策「金融緊急措置令」!
1946年2月、金融緊急措置令が出されます。
当時の日本は、敗戦による貨幣価値の下落や、物資の欠乏による物価上昇などにより、激しいインフレに見舞われていました。
そこで、これを抑止するために、新円へ貨幣の切り替えを行ったり、預金封鎖で預金の引き出しに制限をかけるといった措置がとられました。
戦後初の総選挙!「日本自由党」が第一党に!
1946年4月、戦後初の総選挙が行われます。
20歳以上の男女に選挙権が与えれ、39人の女性代議士が誕生した話などは、前回確認しましたね。
ここでは、主な政党を5つ確認しましょう。
具体的には、立憲政友会の流れを組む、鳩山一郎率いる日本自由党、立憲民政党系の日本進歩党、日本協同党、片山哲率いる日本社会党、日本共産党です。
戦前は非合法な存在だった日本共産党は、戦後は合法な政党として認められています。
この中で、日本自由党、日本進歩党、日本協同党は、いわゆる右派であり、保守政党と呼ばれます。
一方で、日本社会党と日本共産党は、左派であり、革新政党という分類をされます。
この総選挙では、日本自由党が最も多くの議席を獲得し、第一党となりました。
本来であれば、ここで鳩山一郎が首相になるところですが、なんと鳩山は公職追放を受けてしまい、それは叶いませんでした。
そこでこの後、鳩山一郎の代わりに、吉田茂が内閣を組織することになります。
引き続き、幣原喜重郎内閣について見ていきましょう。