高校日本史B
5分でわかる!吉田茂内閣③ (1950年)
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この動画の要点まとめ
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吉田茂内閣③(1950年)
これでわかる!
ポイントの解説授業
共産党員を追放!「レッドパージ」!
1950年、GHQの指令をもとに、職場などから共産党員を追放するレッドパージが行われました。
「レッド」つまり赤色は、共産党を表す色です。
ここは、共産党勢力の伸長を良しとしないアメリカの思惑や国内の風潮がありましたが、その背景には、朝鮮半島の分断と緊張がありました。
「朝鮮戦争」勃発!
1950年、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と大韓民国による朝鮮戦争が勃発します。
アメリカをはじめとする国際連合は、資本主義国家である大韓民国を支援します。
一方、中国やソ連は、社会主義国家である北朝鮮に対して事実上の支援を行いました。
アメリカの間接統治下にある日本は、広い意味で大韓民国側の立場に立つことになります。
こうした国際情勢が、反共産主義的な風潮をつくっていたわけですね。
また、朝鮮戦争を機に、アメリカも日本の統治にばかり注力していられなくなります。
そうした状況下、1950年、警察予備隊が設置されます。
これは実質的な再軍備の端緒と言えるものであり、後の自衛隊につながっていきます。
引き続き、第3次吉田茂内閣について見ていきましょう。