高校日本史B
5分でわかる!田中角栄内閣 (経済・対中関係)
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この動画の要点まとめ
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田中角栄内閣(経済・対中関係)
これでわかる!
ポイントの解説授業
日中国交正常化へ!「日中共同声明」!
田中角栄内閣は、「日本列島改造論」をスローガンに政権を運営します。
これは、都市に集中していた経済成長を全国へ広げていこうという動きでした。
具体的には、高速道路や新幹線の建設を促進し、そこに産業を創出していくというものでした。
そうした中、1972年、日本は中華人民共和国と日中共同声明を行い、国交を正常化します。
これは、直前のニクソン大統領の中国訪問と米中関係改善が背景にありました。
また、中華人民共和国は中華民国を独立国として認めていないため、日中共同声明をきっかけに日本は台湾と国交断絶することになりました。
但し、日本と台湾の間で、民間貿易は続けられました。
「変動為替相場制」へ移行し円高が進行!
次に、経済の話を確認しましょう。
1973年、変動為替相場制に移行します。
これ以前は、固定相場制が採られていましたね。
1949年には1ドル=360円と定められ、ニクソン=ショックを受けた1971年には1ドル=308円と改められていました。
変動為替相場制では日々相場が変動することになり、これを機に、1ドル=200円台へと円高が進行していきました。
今回は、田中角栄内閣から三木武夫内閣までを見ていきましょう。