高校日本史B
5分でわかる!寺院・建築
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この動画の要点まとめ
ポイント
白鳳文化の寺院・建築
これでわかる!
ポイントの解説授業
国家が推進して大寺院を建造
白鳳文化の仏教の特徴は、 国家仏教 (こっかぶっきょう)であることです。
一つ前の 飛鳥文化での仏教は、主に豪族が氏寺を作って権威を示すため のものでした。
白鳳文化になると、仏教で国家の安泰をはかる、という考えのもと、朝廷が大寺院を建立しました 。
天武天皇 は、大官大寺を建立したほか、皇后(後の持統天皇)の病気の回復を願って 薬師寺 (やくしじ)を創建しました。
その薬師寺にある 薬師寺東塔 (やくしじとうとう)は、当時の建物が今でも現存しています。
薬師寺東塔の屋根にある、水煙(すいえん)という独特な彫刻は、後に明治時代に日本にやってきたアメリカ人 フェノロサ から「 凍れる音楽 」と形容されました。
他に、大化の改新に参加した 蘇我倉山田石川麻呂 (そがのくらやまだいしかわまろ)が 山田寺 を創建しました。
山田寺の本尊は現在も残り、重要な遺産となっています。
2つ目のポイント、白鳳文化の仏教と、仏教の寺院や建築について、見ていきましょう。