練習問題で今回学んだ内容を確認しましょう。

飛鳥時代後半の文化、特に大化の改新以後の文化を 白鳳文化 といいます。
天武・持統天皇の時代であることも覚えましょう。

天武天皇が皇后（のちの持統天皇）の病気平癒を願い建立した 薬師寺 は、独特な水煙をもつ 東塔 があります。
この水煙は、のちの明治時代に、フェノロサから「凍れる音楽」と形容されました。

その薬師寺の金堂には、 薬師寺金堂薬師三尊像 があります。
脇に日光・月光菩薩像が配置された仏像です。

かつて山田寺の本尊であった仏像の頭部は、現在 興福寺 に伝わり、 興福寺仏頭 として知られています。
山田寺は蘇我倉山田石川麻呂が創建した寺院です。

白鳳文化の前半をやってきました。
この白鳳文化では、特に国家が仏教を推進しお寺を建てた、という「 国家仏教 」という単語をしっかりと押さえておきましょう。