高校日本史B
5分で解ける!天平文化3(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
天平文化1・2の確認テスト【穴埋め問題】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題1(1)
まず、 天平文化 (てんぴょうぶんか)は 奈良時代 の文化で、皇族や貴族中心の文化として発展しました。
中国の 唐 の最盛期における文化の影響を強く受けた、国際色豊かな性格を持つ文化でした。
中国から入ってきたので、中国風の漢詩なども見られるようになります。
問題1(2)
天平文化になると仏教の解釈により宗派が分かれ始めます。
この天平文化で現れた 南都六宗 (なんとりくしゅう)は、 三論 、 成実 、 法相 、 倶舎 、 華厳 、 律 (さんろん、じょうじつ、ほっそう、くしゃ、けごん、りつ)の6つです。
このうち、穴埋めになっているのは、①三論、③倶舎、④法相の3派ですね。
ちなみに、律宗は 鑑真 によってもたらされました。
問題1(3)
仏教は貴族や皇族のものでありましたが、法相宗の僧である 行基 (ぎょうき)は 民間布教を行い弾圧 されました。
行基は初め、朝廷によって弾圧されていましたが、後に大僧正(だいそうじょう)という位を与えられて大仏造立の指揮を取っていくことになります。
①の鑑真は弾圧はされておらず、むしろ日本がお願いして唐から招いた僧で、聖武天皇に戒律を授けるなどした人です。
聖武天皇の后である 光明皇后 (こうみょうこうごう)は、悲田院や施薬院を設置するなど、仏教に基づく社会事業を行いました。
④の元明天皇は、聖武天皇の祖母にあたる人物です。
天平文化の前半、全体像や寺院、僧などについて、テストで確認していきましょう。