高校日本史B
5分でわかる!彫刻
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この動画の要点まとめ
ポイント
弘仁・貞観文化の彫刻
これでわかる!
ポイントの解説授業
弘仁・貞観文化の彫刻の特徴 一木造と翻波式
弘仁・貞観文化になると、彫刻も新たな様式が生まれます。
この時代に多く作られたのは、頭部と胴体が一つの木材で作られている 一木造 (いちぼくづくり)の仏像です。
一本の木から作られるため、一つひとつの仏像は、そこまで大きくはありません。
ちなみに、この後の時代になると、頭や腕などのパーツをそれぞれ別の木材から削り出し、組み合わせることで大きな仏像を作るやり方が生まれます。
また、木造彫刻の衣のしわを、 翻波式 (ほんぱしき)という様式で表現するようになりました。
ここまでやる!? というくらい、衣のしわが精巧に再現されています。
どれくらいすごいの!? と思った人は、ぜひインターネットや手持ちの図録などで、大きい写真をいくつか見てみてください。
この 翻波式と一木造が、弘仁・貞観文化の木像彫刻の大きな特徴 です。
この二つの様式で作られた代表的な作品が、 観心寺如意輪観音像 (かんしんじにょいりんかんのんぞう)です。
室生寺金堂釈迦如来像(むろうじこんどうしゃかにょらいぞう)、元興寺薬師如来像(がんごうじやくしにょらいぞう)なども、余裕があれば覚えましょう。
3つめのポイントでは、仏像彫刻について見ていきましょう。