高校日本史B
5分でわかる!教育
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この動画の要点まとめ
ポイント
弘仁・貞観文化の教育
これでわかる!
ポイントの解説授業
貴族が自分の子弟のために作った大学別曹
貴族が、自分氏族専用に寄宿舎と図書館を設け、朝廷に仕えるための教育を施したのが 大学別曹 (だいがくべっそう)です。
大学とは、都に置かれた教育機関でしたね。
その大学に併設された、氏族のプライベートスクールなので、大学別曹、と呼ばれます。
大学別曹では、歴史を学ぶ紀伝道が重んじられたと言われます。
藤原氏の 勧学院 (かんがくいん)、和気氏(わけし)の 弘文院 (こうぶんいん)は、特に重要な2つです。
藤原氏は、長く権力の座に座り続けていましたが、その背景には、勧学院で学んだ人物が多く居た、ということがあげられるのです。
他にも余裕があれば、橘氏の学館院や、在原氏(ありわらし)が皇族出身の氏族のためにつくった奨学院なども覚えましょう。
大学別曹は貴族教育のための施設でしたが、 空海は庶民教育を目的 に 綜芸種智院 (しゅげいしゅちいん)を設置しました。
空海が、嵯峨天皇からもらった東寺(教王護国寺)の隣に建てられました。
天平文化には大学や国学など官立の学校がつくられましたが、弘仁・貞観文化では私設の教育機関も現れます。
ここでは、それらの教育に関するものを見ていきましょう。