高校日本史B
5分で解ける!国風文化6(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
国風文化4・5の確認テスト【正誤問題(四択問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
①は正しいです。
貴族社会で 女性の手により多くの仮名の日記が著され 、和泉式部も『和泉式部日記』を執筆しました。
他の日記文学としては、男性の紀貫之が女性になりきって書いた『土佐日記』などもありましたね。
②も正しいです。
貴族は 陰陽道 を重んじ、吉凶の占いによって 方違 (かたたがえ)や 物忌 (ものいみ)などの制約を受けていました。
③も正しいですね。
浄土教が流行すると、 往生を遂げたという人々の伝記である往生伝 が編纂されるようになりました。
慶滋保胤(よししげのやすたね)の『日本往生極楽記』(にほんおうじょうごくらくき)などが実例です。
ちなみに、 源信 (げんしん)の著した『 往生要集 』(おうじょうようしゅう)は往生伝ではなく、どのように往生するかという、今で言うハウツー本のようなものでした。
④が誤りです。
国風文化の貴族住宅は 寝殿造 (しんでんづくり)という様式で建てられましたが、 寝殿造は日本風の様式 です。
日本風の建築に対して中国風の唐絵(からえ)、というところで、「あれっ」と思えたかどうかがポイントです。
ちなみに、 国風文化で流行したのは、日本風の大和絵 (やまとえ)です。
ここまで、国風文化と、平安時代の貴族の生活を見てきました。
国風文化の内容は、前の弘仁・貞観文化(平安時代前期)、次の院政期の文化(平安時代後期)との違いを意識するようにしましょう 。
正誤問題にチャレンジしていきましょう。
今回は、誤っているものについて答える問題です。