高校日本史B
5分でわかる!建築様式
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この動画の要点まとめ
ポイント
建築様式
これでわかる!
ポイントの解説授業
東大寺南大門に、力強く雄大な大仏様が採用された
鎌倉時代になると、新たな建築様式が生まれます。
それが最も現れたのは、源平の争乱の中、平重衡の焼き打ちで焼失した 東大寺の再建 です。
再建にあたったのは 重源 (ちょうげん)と 陳和卿 (ちんなけい)でした。
そうして出来た 東大寺南大門 (とうだいじなんだいもん)には、 力強く雄大 な 大仏様(天竺様) (だいぶつよう(てんじくよう))が採用されました。
東大寺自体は奈良時代、天平文化の時に建てられた寺ですが、この南大門は鎌倉文化の建築物 、という点に注意しましょう。
円覚寺舎利殿に、繊細な技術を用いた禅宗様が採用された
一方、無学祖元が開いた、鎌倉 円覚寺 の 舎利殿 (しゃりでん)には、別の建築様式が採用されます。
繊細な技術を特徴 とする 禅宗様(唐様) (ぜんしゅうよう(からよう))です。
この禅宗様は、後の時代に、有名な金閣や銀閣といった建物の一部でも採用されました。
大仏様も禅宗様も、中国から伝わってきた建築様式ですが、それぞれ 東大寺南大門 、 円覚寺舎利殿 と結び付けて覚えましょう。
今回は、鎌倉文化の建築や彫刻について見ていきましょう。
1つ目のポイントは、鎌倉文化の建築様式です。