高校日本史B
5分でわかる!彫刻
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この動画の要点まとめ
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彫刻
これでわかる!
ポイントの解説授業
力強い! 東大寺南大門金剛力士像
東大寺南大門 には、 運慶 (うんけい)・ 快慶 (かいけい)の作である 金剛力士像 (こんごうりきしぞう)が置かれました。
ぱっと見て分かるような力強さがある、「阿形」(あぎょう)と「吽形」(うんぎょう)、2体の像です。
運慶・快慶をはじめとする奈良仏師たちが活躍
運慶・快慶をはじめとする、奈良を中心に活躍した仏師を 奈良仏師 (ならぶっし)と呼びます。
少し細かい内容ですが、運慶・快慶それぞれ単独の作品や、運慶の息子である湛慶(たんけい)や康弁(こうべん)、康勝(こうしょう)の作品なども残っています。
快慶作の東大寺僧形八幡像(そうぎょうはちまんぞう)は、お坊さんの形をした神の像です。真の姿が神、ということで、 反本地垂迹説 に基づいた像なのです。
他にも、
運慶らが作った興福寺無著像・世親像(むちゃくぞう・せしんぞう)、
湛慶作で40本以上の手を持つ蓮華王院千手観音像(れんげおういんせんじゅかんのんぞう)、
康弁作で大きな灯火を掲げた興福寺天灯鬼・竜灯鬼(てんとうき・りゅうとうき)
などがあります。
中でも重要なのは、康勝の作である 六波羅蜜寺空也上人像 (ろくはらみつじくうやしょうにんぞう)です。
空也は平安中期の国風文化で浄土教を広めた人ですが、この鎌倉文化のときに像が作られています。
これらの彫刻は、 文字だけだとイメージがわかないので、インターネットや手持ちの図録などを用いて、その写真と一緒に覚えましょう 。
2つ目のポイントでは、鎌倉文化の彫刻について見ていきましょう。