高校日本史B
5分でわかる!文学(歴史書)
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この動画の要点まとめ
ポイント
歴史書
これでわかる!
ポイントの解説授業
愚管抄や吾妻鏡など、重要な歴史書が作られた
歴史書では、 慈円 (じえん)が『 愚管抄 』(ぐかんしょう)を著しました。
これは、「 道理 」と末法思想によって歴史を見たものです。
慈円は 承久の乱の際、この『愚管抄』を後鳥羽上皇に献じて 、歴史を通して倒幕を諫めようとしたと言われています。
この慈円は、天台宗のトップにもなった人物で、前回学んだ『玉葉』という日記を記した九条兼実の弟でもあります。
他にも、 鎌倉幕府の公式記録 である『 吾妻鏡 』(あずまかがみ)も作られています。
これは、鎌倉時代前半のことについて書かれた公式歴史書です。
そのため、現代において鎌倉時代前半の法令などを史料として見る場合、この吾妻鏡が出展となることが多いです。
また、「鏡」の文字が入った四つの歴史書、「四鏡」のうち、『今鏡』(いまかがみ)・『水鏡』(みずかがみ)も作られています。
『今鏡』については、ぎりぎり平安時代の文学として扱うこともあるので、学校で習ったとおりに覚えると良いでしょう。
2つ目のポイントでは、歴史書について見ていきましょう。