高校日本史B
5分でわかる!成立の背景と特徴
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この動画の要点まとめ
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室町文化成立の背景と全体像
これでわかる!
ポイントの解説授業
禅宗の影響を受けつつ、様々な人が関わる広い文化
室町文化は、大きく「南北朝期」「北山期」「東山期」「戦国期」の4つに分けることがあります。
その中で、室町文化全体としては、 禅宗 (ぜんしゅう)が時の権力に取り入って力を得ていました。
鎌倉時代に始まった 禅宗には2つありました ね。
栄西の始めた臨済宗と、道元の始めた曹洞宗 です。
特に、臨済宗は権力と結びついて発展しました。
そこから、室町時代になっても禅宗が武士の社会に大きな影響力を持っていたのです。
室町文化は、その禅宗の影響を受けた簡素な武家文化をベースとして、伝統的な公家文化、惣村の人々、都市の民衆など、 民衆全体と交わって、広い文化となりました 。
また、応仁の乱によって都が荒れたため、 戦国期には多くの文化人が地方にわたり、そこで文化を開かせています 。
今回から、室町時代の文化(室町文化)について見ていきます。
まずは、文化の背景や全体像について見ていきましょう。