２つ目のポイントは、日蓮宗について扱っていきましょう。

日蓮宗は、京都の町衆の間に広まります。
特にこの時代は、 日親 (にっしん)が活躍します。
この日親は、『 立正治国論 』(りっしょうちこくろん)を６代将軍足利義教に献上し、法華経だけの信仰を迫ったことで弾圧されます。

元々、鎌倉時代に日蓮宗を開祖した日蓮も他宗排撃を行っていて、弾圧されていました。
その日蓮は『立正安国論』を著していましたね。

他宗派との衝突も多く、日親が活躍した100年後、戦国時代くらいには様々な事件が起きます。
法華一揆 (ほっけいっき)では、浄土真宗(一向宗)の山科本願寺を焼き討ちする一方、 天文法華の乱 (てんぶんほっけのらん)では天台宗から逆に焼き討ちにあっています。