高校日本史B
5分でわかる!建築(建築様式・庭園)
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この動画の要点まとめ
ポイント
建築様式・庭園
これでわかる!
ポイントの解説授業
今までの建築様式の良い所取りをした書院造
慈照寺銀閣 の1階や、 東求堂同仁斎 に用いられた 書院造 (しょいんづくり)とは、寝殿造のなかに武家造や寺院の書院の様式を加味して完成した住宅の様式です。
つまり、今までの建築様式の良い所取りですね。
「書院」という作り付けの棚があり、写真の左側のように「違い棚」が置かれ、窓を開くと庭が見える、というつくりになっています。
慈照寺東求堂同仁斎は、今で言う「四畳半」のような、正方形のつくりになっています。
水を使わず水を表現!? 矛盾を芸術にした枯山水
また、水を用いずに、砂と石で山水自然の景色を表現した 枯山水 (かれさんすい、かれせんずい)という様式も生まれました。
この時代の寺には、ほとんどこの枯山水の庭園があった、と言えるくらい、様々な場所で用いられました。
代表的なものに、 竜安寺石庭 (りょうあんじせきてい)があります。
他にも、 西芳寺庭園 (さいほうじていえん)は今現在、枯山水の庭園が苔に覆われています。
ちなみに、枯山水の庭園では、砂を波のように盛り立たせているため、風などで崩れてしまえば今でも人力で直すしかないようです。
3つ目のポイントは、新しい建築様式や、この時代に出てきた庭園について見ていきましょう。