問題３は、写真に合う文章を選ぶ問題です。

足利義政が造営したという写真の建造物は、 慈照寺銀閣 (じしょうじぎんかく)です。
銀閣に関係する内容かどうか、選択肢を見ていきましょう。

①は誤りです。
銀閣は東山に造られた ものです。
北山に造られたのは、金閣 でしたね。

②も誤りです。
浄土真宗の影響を受けたものではありません。
この時代、 幕府が保護していたのは禅宗 なので、そこでおかしいと判断するのも良いアプローチです。

③が正解です。
銀閣の下層は書院造の建築 で、同じ慈照寺にある 東求堂同人斎 も、同じ書院造で造られていました。

④は誤りです。
選択肢に出てくる 長谷川等伯 や 障壁画 は、さらに後の時代、桃山文化で出てくる内容です。

よって正解は、③となります。

この時代のポイントは、まず金閣・銀閣 です。
建てられた場所(北山・東山)が、文化の名前にもなっているくらい、重要な内容です。
まずはここを押さえて、プラスアルファで他の物も押さえていくと良いでしょう。