高校日本史B
5分で解ける!室町文化9(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
室町文化7・8(文学・学問)の確認テスト【穴埋め問題】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題1(1)
南北朝期における軍記物では、南北朝の動乱を南朝に同情的に記述した『 太平記 』(たいへいき)が描かれました。
歴史書としては、 北畠親房 (きたばたけちかふさ)が南朝の正当性を主張した『 神皇正統記 』(じんのうしょうとうき)を執筆しました。
ちなみに、②『難太平記』(なんたいへいき)は『太平記』に対して北朝の立場から批判・訂正した歴史書、③『梅松論』も北朝の立場で書かれた歴史書、④『増鏡』は歴史書の四鏡の一つです。
問題1(2)
北山期 には、幕府の政治・外交顧問として活躍した 絶海中津 (ぜっかいちゅうしん)や 義堂周信 (ぎどうしゅうしん)らによって、 五山文学 と呼ばれる禅の経典や漢詩文学の研究が行われました。
⑤隠者文学は、少し前の鎌倉文化での、『三家集』を著した西行などが中心となる文学です。
問題1(3)
東山期 には庶民にも愛される芸能が生まれました。
流行歌である 小歌 を集めた 閑吟集 (かんぎんしゅう)が編纂されたり、一寸法師などの 御伽草子 (おとぎぞうし)が書かれたりしました。
①の仮名草子は、江戸初期に出てくるものです。
④の『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)は、院政期文化で後白河法皇が流行歌の「 今様 」(いまよう)を集めたものでした。
今回は、室町文化の文学や学問について、確認テストを行っていきましょう。