高校日本史B
5分でわかる!文学
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この動画の要点まとめ
ポイント
桃山文化の文学
これでわかる!
ポイントの解説授業
西欧と朝鮮の「活版印刷術」!
この時代、活版印刷術が日本に伝わり、文学を広めるきっかけとなりました。
技術が伝えられたルートは2つあり、一つはイエズス会の宣教師が西欧の活字印刷機を伝えたもので、もう一つは朝鮮出兵を機に朝鮮から伝えられたものです。
(もっとも、これらはともに江戸時代に廃れていくことになります。)
以下、それぞれ更に詳しく確認してみましょう。
「キリシタン版」と「慶長版本」!
西欧から伝わった活版印刷術で作られた印刷物を、 キリシタン版(天草版) といいます。
これを伝えたのは、イタリア人宣教師のヴァリニャーニでした。
この印刷技術により、宗教書や辞典・文学・日本古典などが発行されました。
代表的な作品としては、 『天草版平家物語』 、『天草版伊曽保物語』、『どちりな=きりしたん』などが挙げられます。
また、文禄の役の際に朝鮮からも印刷技術が伝わりますが、これを用いて、天皇の勅命により活字本の印刷が行われます。
これは慶長版本、あるいは、勅命で印刷されたことから慶長勅版と呼ばれます。
桃山文化の文学について見てみましょう。