高校日本史B
5分でわかる!文学・芸能
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この動画の要点まとめ
ポイント
寛永期の文化(文学・芸能)
これでわかる!
ポイントの解説授業
後の浮世草子につながる「仮名草子」!
まずは文学ですね。寛永期に、仮名草子というものが生まれます。
これは、仮名を多用した絵入りの小説です。教訓や道徳が主な内容でした。
これは、時代が進むと、より滑稽な内容の浮世草子へと変遷していきます。
連歌から派生した「俳諧」の発展!
次に、俳諧です。
「俳諧」とは、元々は「滑稽」とか「機知」といった意味合いの言葉です。
室町時代に、俳諧を盛り込んだ俳諧連歌というものがありましたね。
この俳諧連歌から、連歌とは別の文芸へと発展したものが俳諧です。
寛永期には、俳諧の流派について、松永貞徳の貞門派や西山宗因の談林派が生まれました。
貞門派は形式を重視し、談林派はより自由な形をとったのが特徴です。
そして、俳諧は後の時代に、松尾芭蕉によって大成されることになります。
女歌舞伎の禁止から「若衆歌舞伎」へ!
最後に、歌舞伎について触れておきましょう。
阿国歌舞伎から始まった歌舞伎文化ですが、江戸時代のはじめには女歌舞伎が栄えていました。
しかし、これは風俗を乱すものとして、1629年に禁止されてしまいます。
そこで、今度は美少年に女性の姿をさせて躍らせる、若衆歌舞伎が流行するようになりました。
ただ、若衆歌舞伎も1652年には禁止されてしまい、その後は、野郎歌舞伎へとつながっていくことになります。
寛永期の文学や芸能について見てみましょう。