高校日本史B
5分で解ける!江戸時代の学問3 儒学3(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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儒学の確認テスト【一問一答問題】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題2(1)
明の儒学者、王陽明が創始し、「知行合一」の立場を説いた学問は、陽明学です。
陽明学の学者で、池田光政に仕え、 『大学或問』 を著したのは、熊沢蕃山です。
孔子や孟子の古典に直接学ぶ古学のうち、伊藤仁斎が創始し、息子の伊藤東涯が大成した学派は、堀川学派です。
問題2(2)
まず、林家の祖で、徳川家康から家綱まで4代の侍講(家庭教師的な存在)となったのは、林羅山です。
林羅山の息子で、林家を発展させたのは、林鵞峰です。
この羅山と鵞峰の親子が編集した歴史書は、 『本朝通鑑』 です。
5代将軍の徳川綱吉によって、聖堂学問所の大学頭に任命されたのは、林信篤です。
この林信篤は、林羅山の孫、つまり林鵞峰の子にあたります。
問題2(3)
古学を始めた中心人物の一人で、 『聖教要録』 を著して朱子学を批判したのは、聖学を興した山鹿素行です。
ちなみに、山鹿素行は、朱子学批判により赤穂に流されています。
徳川吉宗に信任され、 『政談』 などを著したのは、荻生徂徠です。
荻生徂徠は、古学の中でも古文辞学派と呼ばれる学派を開いた人物です。
荻生徂徠の弟子で、経世論を発展させ、 『経済録』 で幕政改革を示したのは太宰春台です。
朱子学の思想が基礎とした考え方を、大義名分論といいます。
これは、身分秩序を重視した考え方で、幕府体制維持のために利用されました。