高校日本史B
5分でわかる!尊王思想(弾圧事件)
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尊王思想(弾圧事件)
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ポイントの解説授業
幕府に弾圧された「尊王思想」!
尊王思想とは、天皇を王者として尊ぶ思想です。
武家社会であった江戸時代は、実質的に天皇よりも幕府の方が力が強い状態にありました。
そうした状況に異を唱えて、幕府よりも天皇を尊重すべきだとしたのが、この時代の尊王思想です。
当然ながら尊王思想は幕府にとって都合が悪いため、弾圧されることになります。
1758年には、京都で竹内式部が公家に尊王論を説いて追放刑となる宝暦事件が起きました。
そして、1767年には、将軍のお膝元である江戸で山県大弐が尊王論を説き、幕府を批判して死罪となる明和事件が発生しました。
こうした尊王思想は、幕府に対する不満と結びつくことで、幕末にかけて尊王攘夷運動、倒幕運動へとつながっていくことになります。
今回は、特に江戸時代の後半にかけて、学問や思想が社会の中でどのように展開していくことになったのかを見ていきます。
まずは、尊王思想とその弾圧事件についてです。