高校日本史B
5分でわかる!尊王思想(水戸学)
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この動画の要点まとめ
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尊王論(水戸学)
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ポイントの解説授業
大義名分論に基づく尊王論「水戸学」!
水戸学は、歴史書 『大日本史』 編纂という一大事業を中心に興った、水戸藩の学派です。
水戸学では、大義名分論に基づく尊王論が展開されました。
水戸藩はいわゆる御三家の一つであり、幕府と極めて近しい関係にありますが、そうした藩から尊王論が育っていったというのは面白いところかも知れません。
例えば後に、桜田門外の変で大老・井伊直弼を暗殺するのも、水戸藩の浪士です。
具体的に、水戸学の発展に携わった人物としては、江戸時代の前期には朱舜水が挙げられます。
朱舜水は、清から日本に亡命し、徳川光圀に招かれた人物です。
江戸時代の後期には、徳川斉昭の下で、藤田幽谷、藤田東湖の親子や、会沢安(あいざわやすし)といった人物が活躍します。
会沢は、 『新論』 という著作も残しています。
人物などは少し細かい知識になりますが、水戸藩で尊王思想が盛んに唱えられていたという点は、確実におさえておきましょう。
続いて、水戸藩で興った尊王論学派、水戸学について見ていきましょう。