高校日本史B
5分でわかる!18世紀前期の蘭学・洋学
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この動画の要点まとめ
ポイント
18世紀前期の蘭学・洋学
これでわかる!
ポイントの解説授業
洋学の分野でも功績のある新井白石!
蘭学・洋学の分野で活躍した人物として、まず、西川如見を挙げておきましょう。
西川如見は、 『華夷通商考』 を著し、外国との通商を提言しました。
西川は、後に徳川吉宗に招かれます。
そして、重要なのが新井白石です。
新井白石は、屋久島に潜入していたイタリア人宣教師シドッチを尋問し、その内容を 『采覧異言』 、 『西洋紀聞』 にまとめました。
新井白石は、政治や儒学の分野に加え、洋学の分野でも登場する重要人物ということになりますね。
漢訳洋書の輸入制限を緩和した徳川吉宗!
8代将軍・徳川吉宗の時代に、漢訳洋書輸入制限の緩和が行われます。
元々、幕府は鎖国政策によって、洋書の輸入を禁止していました。
しかし、それでは科学技術の発展といった面で、日本が世界から取り残されてしまうことになりますね。
そこで、キリスト教関係以外の書籍についてのみ、輸入制限が緩和されたわけです。
また、この時代には、吉宗の命令で青木昆陽や野呂元丈が、オランダ語の習得にあたりました。
青木昆陽は、サツマイモ栽培の普及に携わったことでも有名です。
今回から、蘭学・洋学について学習していきます。
まずは、18世紀前期の蘭学や洋学について見ていきましょう。