高校日本史B
5分でわかる!西洋思想(フランス自由主義)
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この動画の要点まとめ
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西洋思想(フランス流自由主義)
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ポイントの解説授業
個人の自由を重視!「フランス自由主義」
フランス自由主義は、個人の自由を重視した思想で、その根幹にあるのは、天賦人権思想です。
天賦人権思想は、人間は生まれながらにして自由平等であり、その権利は国家などから与えられたり、奪われたりするものではないという考え方です。
この思想は、自由民権運動の理論的支柱となり、後の自由党に影響を与えました。
少し後の話になりますが、例えば大日本帝国憲法では、人権は国家によって制限され得るものであり、こうした自由主義の思想は、しばしば政府と衝突することになります。
フランス自由主義を主張した人物としては、『民約訳解』でフランスのルソーの思想を紹介した中江兆民や、植木枝盛などが挙げられます。
その他、加藤弘之などもいましたが、加藤弘之は後にドイツ流国家主義へと考えを改めます。
では、実際にどのような思想が広まっていくことになるのか見ていきましょう。
まずは、フランス流自由主義です。