高校日本史B
5分でわかる!国家主義思想
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この動画の要点まとめ
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国家主義など
これでわかる!
ポイントの解説授業
平民的欧化主義を唱えた「徳富蘇峰」!
様々な思想が日本に流入してくる中、国家全体としては、1880年代から90年代にかけて、国家主義思想が高まりを見せます。
これは、個人よりも国家を重視する考え方で、国権論も似たような考え方だといえます。
一方、平民主義と呼ばれる思想の代表として、徳富蘇峰が挙げられます。
徳富蘇峰は、1887年に民友社を設立し、雑誌 『国民之友』 を刊行します。
彼はここで、政府の貴族的欧化主義を批判し、平民的欧化主義を唱えました。
但し、徳富蘇峰は、後に国権論へと転向します。
日本の伝統を重視する「国粋主義」!
三宅雪嶺は、国粋主義を唱え、1888年に政教社を設立し、雑誌 『日本人』 を刊行します。
三宅らは日本の伝統を重視し、政府の欧化主義そのものを批判しました。
国粋主義から派生するような形で、国民主義を唱える陸羯南は新聞『日本』を刊行、日本主義を唱える高山樗牛は雑誌『太陽』を刊行します。
日本史の学習としては、まずは徳富蘇峰と三宅雪嶺にまつわる事項をしっかりおさえるのがよいでしょう。
今回は、明治時代の思想の続きを見ていきましょう。