高校日本史B
5分でわかる!主な大新聞
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この動画の要点まとめ
ポイント
主な大新聞
これでわかる!
ポイントの解説授業
政党の機関紙として機能した大新聞!
1870年、最初の日刊紙である 『横浜毎日新聞』 が発行されます。
横浜は、外国人居留地が置かれた場所ですから、こうした新しい文化が生まれやすかったと言えます。
1872年には、 『東京日日新聞』 が発行されます。
これは、政府系の立憲帝政党の機関紙です。
このように、大新聞は政党の機関紙として機能することも多く、他には立憲改進党の機関紙である 『郵便報知新聞』 や、自由党の機関紙である 『自由新聞』 などがありました。
東京日日新聞と同じく1872年には、イギリス人のブラックが 『日新真事誌』 を発行します。
これは、民撰議院設立建白書を掲載したことで有名です。
また、福沢諭吉は 『時事新報』 という新聞を発行し、ここに脱亜論を掲載しました。
脱亜論は、アジアから抜け出し、ヨーロッパの仲間入りをすべきだという主張ですね。
非戦論から主戦論へ転じた『万朝報』!
1889年には、陸羯南が 『日本』 という新聞を発行します。
陸羯南については、国民主義の講義で触れましたね。
また、黒岩涙香は 『万朝報』 を刊行し、藩閥批判や日露戦争に対する非戦論を訴えました。
しかし、日露関係が緊張を増す中で、『万朝報』は主戦論へ転じることになります。
そうした動きの中、『万朝報』の記者で非戦論を固持した幸徳秋水・堺利彦は、これを退社して平民社を結社し、 『平民新聞』 の発行へと至ります。
続いて、主な大新聞について見ていきましょう。