高校日本史B
5分でわかる!文学(自然主義)

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文学(自然主義)
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ポイントの解説授業
日露戦争前後に盛んになった「自然主義」!

自然主義は、日露戦争前後に盛んになったもので、人間の内面をえぐり出すような作風に特徴があります。

代表作としては、島崎藤村の 『破戒』 があります。
これは、父の戒めを破り、部落出身であるという自らの出自を告白する、主人公の葛藤を描いた作品です。

その他、弟子に対する明かせない恋愛感情を描いた田山花袋の 『蒲団』 や 『田舎教師』 、国木田独歩の 『武蔵野』 などが有名です。

自然主義の詩の分野では、石川啄木の 『一握の砂』 が挙げられます。
これは、貧富の差の拡大した明治時代後半の社会情勢を背景に、貧困を主な題材として取り上げた歌集であり、社会主義的な特色が見られます。

続いて、自然主義について見ていきましょう。