高校日本史B
5分でわかる!文学(プロレタリア文学)
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文学(プロレタリア文学)
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ポイントの解説授業
無産者文学「プロレタリア文学」の発展!
プロレタリア文学とは、社会主義思想や社会運動・労働運動の立場に立つ、無産者文学のことです。
無産者、つまり財産を持たず、社会的身分の低い人々のことを、プロレタリアートといいます。
プロレタリア文学の雑誌としては、1921年に発刊された 『種蒔く人』 をおさえておくとよいでしょう。
また、数あるプロレタリア文学の作品の中で、最も重要なものは小林多喜二の 『蟹工船』 です。
その他の作品としては、葉山嘉樹の『海に生くる人々』や、徳永直の 『太陽のない街』 があります。
こうしたプロレタリア文学が流行するのは、1920年頃です。
その背景には、大正デモクラシーで盛んになった社会運動や労働運動、そして戦後恐慌による不景気がありました。
大正・昭和戦前の文学の続きを見ていきましょう。
まずは、プロレタリア文学です。