高校日本史B
5分でわかる!戦時下の弾圧
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この動画の要点まとめ
ポイント
戦時下の弾圧
これでわかる!
ポイントの解説授業
日中戦争の頃、思想弾圧が激化!
1930年代、特に日中戦争が始まる頃には、戦争の妨げとなる思想に対して、政府による弾圧が行われました。
滝川幸辰の京大教授休職処分については、以前にも触れましたね。
この時、滝川幸辰を処分した文部大臣が、戦後に総理大臣となる鳩山一郎であったこともおさえておくとよいでしょう。
同様に、美濃部達吉や津田左右吉らが弾圧された件も、以前に学習しましたね。
美濃部達吉は貴族院議員を辞職、津田左右吉は起訴されるに至ります。
1937年、1938年には、人民戦線事件という共産主義弾圧事件が発生します。
これにより、大学教授などが大量に検挙されました。
共産主義者については、国家の圧力によって国家主義者に変えさせる、いわゆる転向を強いるような弾圧も行われました。
また、国家神道以外の宗教については宗教弾圧が行われることもあり、特に大本教は、教団施設を破壊されるなどの激しい弾圧を受けました。
その他、少し細かい知識にはなりますが、ゾルゲ事件といった言論弾圧事件も発生しました。
ここでは、戦時下の弾圧について見ていきます。